2022.03.10
【解説】あなたの腰痛はどこから?
3月に入り徐々に暖かい日が増えてきましたね。
3月は引っ越しや気候の変化が多い時期で、腰への負担も多くなりがちです。
今回はこれから増えてしまう傾向にある腰痛について、どのような原因で出てしまうのか、種類を紹介していきます。
※腰痛全体の15%ほどにあたる「整形外科の受診をお勧めする腰痛」は今回取り上げません。
①筋肉が原因でおこる腰痛
筋肉が硬くなったり、傷がついたりすることでおこる腰痛です。筋肉を動かす際に痛みが強くなるのが特徴です。多くが施術開始から2週間程度で治癒します。
②背骨の関節が原因でおこる腰痛
背骨は24個の骨でできています。その骨の合わさる所や、近くを通る神経に負担がかかることでおこる腰痛です。身体を後ろにそらした時に痛くなりやすいのが特徴です。多くが施術開始から2、3週間程度で治癒します。
③椎間板の負担が原因でおこる腰痛
椎間板は背骨の骨と骨のあいだでクッションとして働いています。その椎間板に負担がかかることでおこる腰痛です。椎間板は背骨の前寄りにあるため、身体を前に倒すことで痛みが出やすい腰痛です。また、他の腰痛と比較して施術期間が長くなりやすいです。
④骨盤の負担が原因でおこる腰痛
骨盤や周りの靭帯などに負担がかかることでおこる腰痛です。長く同じ姿勢をとることが多い方の、姿勢が悪いと出やすいのが特徴です。施術開始から2、3週間程度で治癒しますが、不良姿勢によって長くなりやすいです。
腰痛で整骨院に来院される方の多くは、以上の4つの腰痛のどれかであることが多いです。また、施術期間はあくまで目安で、患部に負担をかけ続けると長くなってしまうことはご留意下さい。
今回は特徴をあげていきましたが、実際には複数の腰痛が組み合わさっていたりするため、完璧に見分けるには多くの知識や技術が必要になります。従って、腰痛があるときは自己判断せずに専門的な知識のある人にみてもらうことが施術の近道となります。
症状があれば悪くなる前に、ぜひお早めにご相談くだされば幸いです!
院長 今井 厚